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各部からのコメント制作配信企画部

制作配信企画部はevadeJPの運営において最も"重要な舵取り"を行う『運営戦略』の企画部署です。
企画の発案は企画部に限らず、スタッフが取り組みたい企画があれば、ここで"どんなコンテンツを制作し、その著作物をどう活用するのか"また"evadeJPやクライアントにどういったメリットや効果が得られるのか"などを審議した上で企画を行います。
特にevadeJPは映像制作が主力コンテンツであり"取材物"や"ドラマ物"などのジャンルを持っているため、制作において取材やロケを行う現場での段取りや撮影許可の取得、また制作期間などの細かいシミュレーションを行います。
それから媒体選びとしてDVDやBlu-rayなどの"メディア"として制作するのか、それとも"インターネット配信"として制作するのか、はたまた"メディア""ネット配信"のどちらとも行うのか、目的によって制作費の試算やメディアの制作枚数および生産コストを基にコンテンツの制作が"実現可能なもの"か"著作権をクリアできるか"など、法に基づいた意思決定が行われます。

制作配信企画部

企画中

―取材/リサーチ・計画
企画が決まるとスタッフが当日迅速に行動できるよう日程を決めることとなります。 日程は取材地やロケ地が決まり次第、主にインターネットや雑誌などからリサーチを行うのですが、場所によっては"住所だけでは特定できない"こともあるため、最近ではグーグルマップ(衛星地図)やストリートビュアーなどを活用し、ピンポイントに場所を特定することができます。      

ナビ

―走行指示書作成
evadeJPの取材は西日本各地と広範囲にわたり、スタッフが会社員のため、長くても一泊二日という日程でこなさなければなりません。また軽自動車で移動する上、規定では1日の取材の場合"最低3ヶ所の取材地"と決められており、走行距離、約1,000km(往復)までと定義されています。もしそれを超える場合は2日の取材となり、その規定に基づいて取材地を決定します。
取材地が決まったら、各取材地までの所要時間や距離、滞在時間などを調査し、『走行指示書』という、当日ドライバーが計画通りに走行できるよう資料を作成します。
取材計画の作成日数は『大企画』の場合、半年から1年前ほどのリサーチが必要で取材距離が長ければ長いほど、事細かく滞在時間や移動時間が分刻みで行われます。
その設定時間と当日の時間との誤差は±10分以内と正確で2009年からの取材経験や成功・失敗例を基に数値化したものを活用しています。しかしながら、コンピューター上で弾き出した数値では事故や渋滞などのトラブルを想定することができないため、当日トラブルが発生した場合は"現地ナビゲーター"を担当するスタッフが危機回避ルートを作成し、事故や渋滞を避けて走行します。
一例としては2012年の取材の際、鳥取から岡山へ向かう高速道で事故のよる渋滞が発生したため、インターを降り、2つ先のインターから乗り直す措置を行ったことや2015年1月の取材の際、事前に"積雪情報"が出ていたため、タイヤチェーンを装備し、現地ではスマホのアプリで渋滞や通行止めの情報を定期的に確認しながら、渋滞や通行止めを回避し、時間遅延を回避したこともあります。      

―取材交渉
evadeJPの制作ではメディア制作や印刷物の配布、それからインターネット配信があるため、所有者に撮影許可を取ることがあります。今までに企業や団体に企画書を提出したり、環境省や市役所などに取材許可証を申請したりと本格的な取材許可を取ったことがあります。中でも大変だったのが、事前に取材許可を得ようとしたものの連絡先がなく、当日取材許可をいただこうとしたら、まさかの"取材拒否"。そこで奥村は土下座して「長崎から来たのでこのまま帰ることができません。どうか取材許可をいただけないでしょうか」と何度もお願いし、許可を得るということがありました。      

チキン南蛮

―食事・宿泊地手配
取材での食事は必ず、3食取れるように設定されており、原則としてご当地グルメを食べられるよう計画をします。また「折角なら」と地元長崎にないお店を選びますが、地域によってはご当地グルメがないこともありますが、ご当地グルメであってもスタッフの好みによっては苦手な物もあるため、基本的にはスタッフが一致して同じものを食べられるよう食事場所を調査しています。もしスタッフが一致して食べきれない場合は他のメニューが選べるお店を設定しています。
それから宿泊地の手配も制作配信企画部が行い、現場スタッフに負担をかけず、楽しみながら取材や記録、思い出などを残してもらえるよう、きめ細やかな配慮がなされています。      

バス

―車両担当
evadeJPでは取材で運転する者を『取材パロット』『サブパイロット』と呼び、緊急時に迅速な対応ができるよう、高度な訓練と運転技術を身につけています。
特に取材パロットである奥村は連続5時間程度の走行が可能で1日の総走行時間12時間、総走行距離1,000kmという記録を持っています。また現在では大型ニ種免許を取得したことにより、常に車体の揺れやタイヤの感触、エンジン音や異常音などに神経や耳を傾け、より高度な車両の知識と運転技術を身につけています。
またこれだけ長い距離を移動すると様々なトラブルが発生するため、対応に追われることも多く、2015年1月の取材では走行中にタイヤチェーンが切れ、高速道のトンネル内で解除する作業を行いました。
その時、1m横を時速100km/hを超える大型車が走り抜けて行く中での作業だったため、スタッフが緊張するという緊急対応を行ったこともありました。
またサブパイロットは"1日の総走行時間2時間、総走行距離200km程度を走行できる者"と決められています。
それから走行ルートの設計者でもある奥村は小・中学生の頃、鉄道マニアだったことから土地感を把握しており、現地では地図を見たり、駅やレールを目印に走行している方向を判断するなどもできます。現在使われている走行指示書のレイアウトは学生の頃に使っていた計画表の発展系です。      

―緊急回避措置
取材は年間通して行われるため、様々な悪天候や悪条件下を避けなければならないこともあります。企画の設計では6月・9月は台風シーズンのため、避けることがありますが、それ以外の季節では取材を中止した歴史はありません。台風や地震での走行はなかったものの、鹿児島県の桜島では噴火による降灰で視界不良の中での走行をしたもありました。      

―ガソリンスタンドの問題
軽自動車の燃料タンクは30リットルなので取材の際に注意しておかなければならないことは荷物や人員などの重量も考えないといけません。特に中国自動車道は給油所が閉鎖されているところが多く、最後の給油所から150km先まで行かないとないというところもあります。150kmって私たちが住む長崎から北九州くらいの距離ということになります。
なので夏はクーラー、冬はヒーターなど使用を考えるとタンクの半分以上の燃料が減ると考えるのが妥当です。また最近の車は燃料計のメモリが1になると80km弱しか走れないと聞いているので万一判断を誤り、高速道のトンネル内でのガス欠ともなれば、まず生還することは不可能でしょう。      

―暴風
だいたい早朝に佐賀県を通過する際、風がひどく、スピードが出せないことも少なくはありません。一番風が酷かった時で時速50km/hまで落さなければ走行できない日もありました。      

チェーン

―大雨・梅雨・濃霧
2012年6月、梅雨入りしたため、出発時に大雨で視界不良になったことがありましたが、広島の福山付近まできた頃になんとか雨雲を越えることが出来ました。しかし翌日、高知県では雨雲に追いつかれ、帰りの北九州付近で雲が切れる中、走行したことがありました。 また霧に関しても長崎県雲仙市の仁田峠で数m先が見えない中での走行もありました。      

雪車

―降雪・積雪
雪の中での走行は今までに、佐賀県や山口県萩市、鳥取県、山口県、広島県と大雨の次に多いシチュエーションですが、九州と山陰とでは雪の質が違うのでその状況に応じて対応する必要がありました。特に冬季は強風や雪が重なることや道路が凍結していることも多いので予測できるときには事前に天気予報や取材地付近のライヴカメラを入念にチェックしています。 過去に宮崎県の高千穂進入時に橋でスリップしたことがありましたが、この経験の積み重ねで体勢を立て直しました。

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