松下が専門校卒だったことにより、2004年の活動当初、奥村に制作会社やデザイン業界御用達のソフトウエアAdobe PhotoshopやIllustratorの使い方を指導したことにより、後の映像やホームページ制作においてもAdobe PremiereやAfter Effects、Dreamweaverなどを使うようになりました。そのため当時は周囲から"パソコンが使える人"と認知されていたのにも拘らず、Microsoft Office WordやExcelを習得したのは2004年の活動から3年後の2007年に現在の職場の部署に配属されてからでした。
奥村と松下ともにグラフィック出身者なので未だパソコンの前に座ると左手にキーボード、右手にマウスに手を置く癖が残っています。
広報部

―モデル撮影
2004年の映画制作がきっかけで映像に自信のなかった奥村は当時出演者だった子に写真モデルを頼み、撮影したことがはじまりです。その後スタッフが辞めたので急遽奥村がモデルになったのですが、彼は写真が嫌いだったのでメイクして撮影しています。
決してメイクが好きだったわけではなく"よく見せるためには"とメイクを学び、まるでビジュアル系バンドのような写真が現在も残っています。
それから2006年に新規メンバーがモデルとなり、カメラも性能が高いのを導入していたので以前とは違うテイストのコントラストが高い写真を撮りました。
現在は彼女たちが結婚をしたので、お相手に配慮し、インターネット上では公開していませんが撮影した際、奥村は"その子のお父さんに納得してもらえるような写真を"と写真を撮り、彼女たちに渡したときに喜んで額にまで飾ってくれたので「そこまで…」と恐縮しながらも嬉しかったですね。

―備品のデザインや印刷までも外注ではなく、独自制作する。
これも活動当初から行っていたのですが、スタッフ証(IDカード)や名刺などの備品制作も独自で制作しています。当時はSeleneという名前で活動していたのですが、その名前の由来は仕事が終わった夜に活動していたため"月"という単語にしたのですが、発展途上という意味を込め、英語のルナではなく、ラテン語の"セレネ"という名前で活動していました。
それから派生して夜に活動する鳥"フクロウ"をイメージしたため、奥村が松下に依頼し、ロゴマークをデザインするという流れが誕生しました。
その後、簡易版ロゴとして、ロイヤルブルー地にMS明朝で『Selene Ent.』と書かれたロゴを使用していました。
それからSeleneで活動すると雨どころか台風までやってきて"外での制作ができない"ことが多かったので、回避するという意味の単語"Evade"と"日本で活動する"を組み合わせた『日本 Evade』と改称し、現在は馴染みやすいグローバル化も意識した『evadeJP』として活動することになっています。
初期のロゴは現在と違いSelene Ent.同様、ロイヤルブルー地にMS明朝で『日本 Evade』と書かれたロゴを使用していました。

―今では奥村デザインが主体となり、松下がアレンジを加える。
現在のevadeJPのロゴマークは『Feeling of girl's talk』を結成した際、『girl's talk』のロゴマークを手掛けた奥村が行い、松下が更なるアレンジを加えた上でデザインしたロゴマークになっています。また他にも英国王室をイメージした紋章やエンブレムまでをもデザインし、IDカードや名刺、その他広報資料へ刻印されています。